今年の日本の夏はゲリラ豪雨や、猛暑日、突然の霰など、異常気象といえるような現象が多く起きた。
2014年9月13日。過ぎ去った夏を取り戻すかのようなタイミングで今回の旅は出発の日を迎えた。
サンフランシスコ。
10時間ほどの気だるいフライトを終え、その地に足を踏み入れる。
カラっとした乾いた風と、空から降り注ぐ強い太陽の日差しと、その割に気温が上がりすぎない独特の気候。とても気持ちがいい。
空港からBARTと呼ばれる列車に乗り、Powell St. という駅に向かう。
サンフランシスコの中心街は、ここにある。
地下鉄を降り、街を歩きながら、宿を探す。
西洋やアメリカンクラシックな背の高い建物の間を通り抜ける。
道路は碁盤目状に作られているので、道を覚えるのは非常に簡単だ。
サンフランシスコというのは非常に宿泊代金の相場が高く、そのほとんどが1泊10,000円をオーバーしてしまう。
その中でも比較的安い値段で、宿泊できるのがここ、Adelaide Hostelである。
ドミトリーという共同部屋の形式なのだが、50~60ドル程度で泊まれる宿というのはかなり限られてしまう。
寝室の外の共同スペースのインテリアが非常に凝った作りになっており、
アンティークなソファーやアートでコーディネートされている。
広い空間で快適にくつろげる。
チェックインを済まし、寝室に荷物を起き、この共同スペースで残っていた仕事を片付ける事にした。
しばらくすると、白人の宿泊客がやってきて、目の間のソファーでギターを弾き始めた。
3フィンガーで奏でる、スロウなメロディーがとてもいいBGMになる。
仕事が一段落した後、少し街を徘徊しながら、Jack in the Boxでハンバーガーを食べ、近くの酒屋でビールを勝って帰り、のんびりと過ごす事にした。
今回の旅は、のんびりとマイペースで動こうと思っている。