クライアントに説明しておきたいWEBデザイン制作のポイント10点・留意点。

2018.12.13

2018.12.13

今関わっている制作案件で、来年上場する超有名レストランチェーンのWEBサイトをリニューアルしているのですが、デザインを提出して、少し説明をしただけでは、なかなかデザインの意図や、どれだけのことを考えてデザインをしたのかというのが、なかなか伝わらないので、下記のような制作のポイントを説明する資料を付け加えてこれから提案していくことにしようかと思っています。

デザインは簡単に作れると思われがちですが、本当に良いデザイン制作は見た目だけには現れない、知能が多く隠されています。

※広義のデザインとは、
「生活者・消費者が魅力を感じる未来を構想し、それを形にする方法論である。」

「橋をデザインするのではなく、河をどう渡るかをデザインするのだ」

と、言われるように、要はデザインは見た目を綺麗にするのだけが仕事なのではなく、
「目的を明確にし、必要な機能や、便利さ、快適さ等をしっかり考慮し、詰め込んだ上で、美しく作る」
ということが重要です。
WEBデザイン制作の場合は、特に、ユーザーの目的、デバイス環境、通信速度等を考慮した上で最適なものを設計(デザイン)しなければなりません。
下記は、制作時に意識しているポイントです。

WEBデザイン制作のポイント・留意点。

  • Content is king(コンテンツは王様)である。目的を明確に。
  • ユーザーの消費欲を沸きたてる写真や動画。画質・画角の良い写真が必要。写真がしっかり目に入るようなレイアウト。
  • 予約や来店、購入等のCVまでの動線をスムーズにするUI DESIGN(ユーザーインターフェイス設計)が必要。(クリック数・タップ数を少なく)
  • 店舗・会社等のアクセスが調べやすい。Mapで行きやすく。
  • 文字は読みやすい大きさに。行間をほどよく。優先順位をつけて文字・ボタン等の大小を変える。
  • White space(余白)は効果的に。視線移動、セクションの境目に効果的に使う。
  • 無駄なColor(色)や、Decoration(装飾)は入れずにスッキリと、データ量の軽い(回線速度へのケア)、読みやすいDesign(設計)。
  • 簡潔にする。(引き算のデザインでわかりやすく。不要なものは無くす。)
  • 主要ページ内の、SEOキーワードの含有率・マークアップのテキスト量への配慮。
  • マルチデバイスに対応したレスポンシブWebデザイン。(Google 公式推奨)。1つのHTMLファイルを、CSS3(Media Queries)で制御し、異なる画面サイズに応じてページのレイアウト・デザインを調整する。レイアウトはデバイス(ブラウザ幅)に応じて変形する。最適なCSS設計を。

まとめ

WEBサイト制作は安価なものですと、高度なノウハウが実装できませんので、見た目だけでは判断できません。
パソコンでいうと、スペックが違うのと同じで、中身がどのように設計されているかが非常に大事です。
WEBサイトの発注を検討する際は、「スペック」を制作会社やクリエイターに要確認した方が良いでしょう。
目的によっては、安くて良いものもありますし、しっかり費用をかけないと目的を達成できないようなものもあります。

KEiSoN★

インターネット・ITに将来の可能性を感じ、デジタルハリウッドオンラインスクールで、webデザインを学ぶ。
2007年よりECカート開発会社にてwebディレクター/webデザイナーとして従事。マネージャー職も務める。
2009年1月よりフリーランスのwebディレクター/Webデザイナーとして独立し、ノマドな働き方を試み始める。
過去16カ国ほど訪れ、一眼レフにその景色を収めながら時々ドローンも飛ばすなど、写真や映像のクリエイティブにも触れる。
2015年11月にスカイゴールド株式会社として法人化。
中小企業向けのWebブランディング・デザイン、Wordpressのオリジナルテーマ開発・オウンドメディア構築が得意。
国内外の様々な価値観・デザインに接触することで、幅広いクリエイティブや臨機応変にアイデアを提供する。