BtoB向け卸売ECサイトを作れるShopifyアプリ「Wholesale club」の使い方

2022.09.26

2022.09.26

 

今回はBtoB向け卸売ECサイトを作れるShopifyアプリ「Wholesale club」の使い方についてお話をしていきたいと思います。

最近は、あらゆることがオンライン化されていて、個人で買い物をするようなオンラインショッピングは非常に多くあり、すでにたくさんの方が利用されていると思いますが、BtoB向けに卸売ECサイトを構築してビジネスを行なっている事業者様は、BtoCのECサイトほどはまだ多くはないと思います。

ただ、近年はですね、法人間取引であるBtoB向けのECサイトの需要も高まってきているようです。

そこで今回は、BtoB向けの卸販売をオンラインで行なっていきたいという方のために、「WholeSale Club」というShopifyアプリを紹介していきたいと思います。

こちらのアプリを使用すれば、自社サイトでBtoB卸売サイトや会員限定価格のECサイトを運営することが可能になります。

 

WholeSale clubの特徴

Wholesale Clubは、一般ユーザーと、会員ユーザーとで、商品価格をそれぞれ設定することができるという便利なアプリになっています。

Shopifyの「顧客タグ」に応じて会員レベルを指定できるので、ログインしたユーザーはその会員レベルに応じた割引を受けることが可能になります。

このようなアプリは他にもいろいろあるようなんですが、他のアプリでは、例えば、

「ブロンズ会員はすべて3%OFF」

など会員レベルに応じて一律割引しかできないことが多いので、実際にオンラインストアを運営する場合は、一律割引では利益を取るのが難しい場合があると思いますし、商品や会員レベルによって、価格設定を変えたい場合が出てくると思います。

 

Wholesale Clubはですね、例えば、

「ブロンズ会員は、 TシャツAは2000円、ネックレスAは7000円」

「ゴールド会員は、 TシャツAは1500円、ネックレスAは6000円」

のような形で、各商品と各会員レベルごとに価格を細かく設定することができるので、かなり柔軟なアプリになります。

 

 

機能特徴をまとめると、

 

一般ユーザーと、会員ユーザーとで商品価格をそれぞれに設定できる

・「顧客タグ」に応じて会員レベルを指定でき、会員レベルで料金設定が可能

会員レベルに応じて個々の商品の価格を一つずつ設定できるカスタム価格機能

・購入金額による割引額を設定できる、ボリュームディスカウント機能

・○○円以上購入しないと、割引ができないように最低購入金額を設定する機能

・商品数が多い場合はCSVインポートも可能

・基本的にどのShopifyテーマでも互換性があるので、ほぼ全てのShopifyサイトで導入可能

 

このあたりが主なWholeSale clubの特徴になります。

 

 

使い方

1. テーマのセットアップ

まずは、Shopify Appストアから、アプリのダウンロードを行なっていきます。

インストールが完了したら、「theme setup」の画面に入り、使用したいテーマを選択して「Run Setup」をクリックします。

少し待つと、指定したテーマのバックアップが作られて、セットアップ済のテーマを作成してくれます。

例えば、こちらのテーマ「Debut」のセットアップを実行すると、

「Debut with WC – 日付」というようにテーマが作成され、アプリのセットアップができます。

こちらをPublishにして、続きの作業を進めていきます。

 

2. 会員レベルの作成

次に、会員レベルを作成していきます。

画面右上に、「Add discount」というボタンがありますので、こちらをクリックします。

 

こちらの画面に、「顧客タグ」「ディスカウント率」「対象になるコレクション」を設定していきます。

「顧客タグ」は、会員レベルに自由に名前をつけることで、顧客タグとして扱います。

任意の英数字で入力し、作成します。

ちなみに、大文字と小文字は区別されるので、一応注意をしておいてください。

「ディスカウント率」は、タグがついた会員が受けられるデフォルトのディスカウント率を入力します。

「対象になるコレクション」を選択すると、特定のコレクション(カテゴリ)を指定してディスカウント設定をすることも可能です。こちらは、複数のコレクションを選択することができます。

 

3.個別に商品の価格を設定

次に、個別に商品の価格を設定していきたいという場合は、「Custom Prices」というページに進みます。

 

こちらの画面で個々の商品価格を設定することができます。

こちらの画面のように、「会員ランク」と「商品」ごとに、価格の入力欄が出てきますので、

こちらでそれぞれ、価格を変更していくことが可能になります。

 

 

4.最低購入価格・数量の設定

最低購入価格や数量の設定をしていく際は、「Order minimums」の画面から設定を進めていきます。

 

下記のように、

・ディスカウント後の合計金額(Total value after discount)

・ディスカウント前の合計金額(Total value before discount)

・合計の数量(Total quantity)

の中から選択し、値を入力すると、会員ランクごとに最低購入価格や数量の設定ができるようになっています。

このような形で、会員向けに、細かい設定を進めていきます。

 

 

5.動作テスト

それでは、一旦実際に設定が反映されているか、動作確認を行なっていきます。

まずはShopifyの「設定」画面から「チェックアウト」に進み、顧客アカウントの選択肢を「任意にする」もしくは、「必須にする」を選択します。

 

次に、一旦、別のブラウザなどでサイトにアクセスして、アカウント作成をしておくか、Shopify管理画面の「顧客管理」から手動でユーザーを作成してもよいかと思います。(会員登録の作業は、今回は、省略させていただきます。)

 

顧客管理画面のページで、先ほど会員ランク名を設定した名前でタグをつけます。

 

これで、「silver」の顧客タグがついているユーザーが割引を受けれるように設定されました。

以下のように一般ユーザーと「silver会員」とで、価格表示が変更されました。

 

このような形で、商品やコレクション、会員ランク毎に細かく設定をしていくことで、ShopifyサイトでBtoB卸売サイトや、会員限定に特別価格で販売できるストアが構築できます。

 

注意点

一点だけ、注意しておきたいことがあるのですが、こちらのアプリはあくまで会員ランクや購入金額などで割引ルールを設定するためのアプリになりますので、会員になるための、「会員申し込みフォーム」のような機能はありません。

もしweb上から会員を募る場合は、別途お問い合わせフォームや、Googleフォームなどを使用して、「BtoB卸会員用申込みフォーム」のようなものを作成してから、必要な情報をユーザーに送信していただき、一旦申請を受け付けて、会員としてふさわしいユーザーか判断し、承認をする必要が出てくるかと思います。

ユーザーの方でアカウント登録をしていただいた後、(もしくは運営側で登録)な状態になりますので、BtoB卸販売などの設定を行いたいと考えている事業者様はぜひ一度試してみていただければと思います。

 

アプリの価格

WholeSaleClubの価格についてですが、現在はBASIC PLAN、PROFESSIONAL PLAN、PREMIUM PLANと、3つのプラン構成になっているようで、実装できる機能がプランごとに少しずつ違ってきますので、導入される際は、ご自身のショップに実装したい機能が実装できるプランを選んで申し込みをしていただくという形になります。

 

 

KEiSoN★

インターネット・ITに将来の可能性を感じ、デジタルハリウッドオンラインスクールで、webデザインを学ぶ。
2007年よりECカート開発会社にてwebディレクター/webデザイナーとして従事。マネージャー職も務める。
2009年1月よりフリーランスのwebディレクター/Webデザイナーとして独立し、ノマドな働き方を試み始める。
過去16カ国ほど訪れ、一眼レフにその景色を収めながら時々ドローンも飛ばすなど、写真や映像のクリエイティブにも触れる。
2015年11月にスカイゴールド株式会社として法人化。
中小企業向けのWebブランディング・デザイン、Wordpressのオリジナルテーマ開発・オウンドメディア構築が得意。
国内外の様々な価値観・デザインに接触することで、幅広いクリエイティブや臨機応変にアイデアを提供する。