最近のデザイントレンドの一つとして、手描きスタイルのフォントを使用したデザインが増えていると思います。
ハンドレタリングは昔からある技法ですが、最近では、コンピュータで簡単に誰でもフォントを扱ってデザインができてしまうので、逆に手描きの味わいやオリジナリティを大切にしようという動きになってきているようにも感じます。
手描き風のフォントもかなり多く出回っており、いったいもう誰が書いた文字なのか分からないような状況です。
そこでデザイナーという職業柄、やはり「自分のフォントは自分で作った方がよい」ということで、手描きの文字をスキャンしてPCに取り込み、デザインをするという簡単な制作方法を今回は紹介したいと思います。
今回はあくまで「簡単に」制作する方法ですので、イラストレーターでベクター化はしません。難しくなり、時間がかかりますので。
昔、PCを一切使わずに(というかPCが無かった)、フライヤーやロゴのデザインを作っていたのを少し思い出します。
それでは、早速作ってみましょう!
コンテンツ目次
①まずは、マジックや筆ペン等で文字を書く。
仕事でプリントアウトに失敗した不要な紙等を使用して、文字を書きます。
筆ペンや、マーカー等、自分の好きな形が出せるものを使用して、まずは、書きます。
②綺麗に書けた文字を選ぶ。
たくさん書いたら、綺麗に書けた文字がいくつかあると思うので、はさみで切り抜きましょう。
③スキャナでPCに取り込む。
スキャナを使用して、PCに取り込みます。
解像度は高い方がよいです。
④Photoshopを立ち上げる。
Photoshopでスキャンした画像を読み込みます。
⑤「レイヤー」パレットから「レイヤー効果」を選択
「レイヤー」パレットの右下に「fx」と書いてあるキー「レイヤースタイルを追加」を選び、「レイヤー効果」を選択します。
⑥「ブレンド条件」を編集
次に、「ブレンド条件」の「このレイヤー」のメーターの右側の白の値を下げていくと、紙の白い背景が消えて透過していくので、様子を見ながらちょうどいいところまで持っていきます。
⑦配色の変更
文字色と背景色を好きな色になるように調整します。
⑧変形ツールで形を整える
レイヤーを複製して、少し立体感も出しました。
「ワープツール」や、「自由変形ツール」「遠近法」等の変形ツールを使用して微調整します。
⑨あとは用途別に保存。
あとは、用途別にサイズ等を調整して、保存します。
⑩完成!
完成しました。
まとめ
いかがでしたか?
ポイントは、photoshopの技術よりも文字を綺麗に書けるか、がかなり大きなポイントになります。
コツを掴めばそんなに難しくないので、特に勉強中のクリエイターさん達は是非試してみてくださいね!