Webサイト制作の料金の見積もりでびっくりしたことありませんか?予算別で出来ることの目安。

2016.04.29

2016.04.30

自分の会社やショップのウェブサイト制作を発注したいと思って、制作会社に制作費用の見積もり依頼をしたものの、予想外に高額な見積もりが来たことはありませんか?

無料のホームページ制作サービス等も含めると、ウェブサイト制作の料金は実にピンキリです。

今回は一般的な中小企業やショップ等の、コーポレートサイト制作やサービスサイト制作等の費用別の目安を作成してみました。

会社により異なる部分も多少ありますが、長く業界で働いていると、相場感が身につくので、独立して8年の経験と知識をもとに予算別に出来ることをまとめてみました。

これでおおよそ、何故高いのか?何故安いのか?というのがおおよそ把握出来ると思いますし、おおよその相場観も見えると思います。

無料ホームページ制作サービス

「wix」や、「jimdo」等の無料ホームページ制作サービスです。

何もこだわらなければ簡単にあっという間にサイトが作れますし、無料です。
サークルやちょっとしたイベント告知等の簡単なサイトであればこれで十分でしょう。

ただ、下記のようなデメリットがあります。

  • 無料と謳いながらも、機能を追加しようとすると費用がかかるので、ビジネスで必要な要件を満たそうとすると、結果的に有料になる。
  • テンプレートが決まっているので、その範囲でしか編集ができない。拡張性や、独自の作り方を組み込みにくい。
  • 知識がない人間が自分で制作をしなければならないので、クオリティが安定しない。更新性・拡張性を見込んだ設計でサイト制作ができない。
  • 昨今のweb制作は素人や少しかじっただけの人や、パソコンが得意などといった人が一人で解決できるような単純なものではない複雑なものになっている。その事実を素人は知らないことが多い。
  • 生成されるHTMLコードが綺麗でないものもあり、SEO(検索エンジン)対策に弱くなりがち。
  • いざという時に専門家に頼れないので、予期せぬ不具合に対応ができない。真面目に運用しようとすると、結果的に、どこかに依頼して制作代行をしてもらう形になる。

初期費用無料で月額制プラン

初期費用をかけず、月額制で、ドメイン、サーバ、制作費を支払っていくパターンです。
制作会社によりオリジナルデザインでの対応か、テンプレートデザインでの対応かは分かれますので、その会社のサービスサイトをしっかり見たり、問い合わせをして確認しましょう。

月額5,000円から10,000円前後のものが多いようです。
スマホ対応しているか、更新システムはあるか、デザインクオリティはどれぐらいかで費用も変わってきます。

5-10万円前後〜

スマホ対応、更新システムはつかないものがほとんどです。ついたとしてもまともなものではないことが殆どでしょう。
基本的にはPCのみ対応等で、かつ機能面は一切よくありません。

初級のデザイナーが制作するパターンが多く、機能もデザインクオリティもかなり低くなります。
全くデザインや機能を意識せず、ただあればいいという方はこれで良いとおもいますが、ビジネスには不向きです。

20万円前後〜

PCのみ対応であれば、オリジナルデザインで制作され、割ときちんとしたものができます。

この価格帯でスマホ対応・更新システム付という場合は、テンプレートを使用するパターンが多いです。
この場合はいわゆる格安ホームページという位置づけになってきます。
運良くあなたのビジネスにあった高品質なテンプレートが見つかれば、比較的コストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。

オリジナルデザインでスマホ対応・更新システム付で制作できる会社があったとしても、あまりスキルの高いものは提供されないと考えたほうがよいでしょう。
細かい修正やご要望が実現できないので、細かい部分にこだわらなくてもいいという方には問題ないレベルのものになってきます。

40-50万円前後〜

デザイン・ユーザビリティが綺麗になり、コードも綺麗になることでSEOにも有利になってきます。
全体的な品質が向上します。

オリジナルデザインで、更新システムやスマホ・タブレット対応も出来るようになり、しっかりとしたマルチデバイス時代のウェブサイト制作が出来るようになります。

あとは、クリエイターや制作会社の実績等をみて選択していきましょう。

100万円〜

品質の高いデザイン、スマホ対応、更新システムはもちろん、 ウェブマーケティングコンサルタント等も入り、広告展開等の仕方も考慮しながら、ターゲットや訴求部分をより明確にし、それを考慮した上で、戦略的なウェブサイトを作成します。

会社やショップがある程度の規模がないと、ハイリスクだと思います。
自社の商品やサービスそのものがある程度しっかりしていれば、可能性は見込めるでしょう。

まとめ

webサイト制作は、求める品質や機能、ページ数等によって大幅に違いますので、まずは、自分がどの程度のものを制作したいかというのを明確にしましょう。

  • デザインはオリジナルかテンプレートか?また、どれぐらいのクオリティが必要か?
  • ページ数はどれぐらいか?
  • 機能はどのようなものが必要か?
  • SEO対策・SEOに最適化された綺麗なコードが必要か?
  • 更新システムは付けるかどうか?
  • タブレット・スマホ対応はどうするか?
  • マーケティングコンサルタントは必要か?
  • 広告展開はどうするか?
  • あなたの業種は?WEBサイトの目的は?

KEiSoN★

インターネット・ITに将来の可能性を感じ、デジタルハリウッドオンラインスクールで、webデザインを学ぶ。
2007年よりECカート開発会社にてwebディレクター/webデザイナーとして従事。マネージャー職も務める。
2009年1月よりフリーランスのwebディレクター/Webデザイナーとして独立し、ノマドな働き方を試み始める。
過去16カ国ほど訪れ、一眼レフにその景色を収めながら時々ドローンも飛ばすなど、写真や映像のクリエイティブにも触れる。
2015年11月にスカイゴールド株式会社として法人化。
中小企業向けのWebブランディング・デザイン、Wordpressのオリジナルテーマ開発・オウンドメディア構築が得意。
国内外の様々な価値観・デザインに接触することで、幅広いクリエイティブや臨機応変にアイデアを提供する。