いよいよ今回の旅も最終日を迎えた。
ホテルのレストランで朝食をとり、その後プラトゥナーム市場や、カオサンロードなど、お土産を買いながら、街をフラフラ歩く。
今日のバンコクはやたら暑く、トゥクトゥクに乗って走っていてもかなり厳しい暑さだ。
大通りの渋滞の雑踏と、街のざわめき、ギラギラに照った太陽の熱がアスファルトを反射し、体力を奪っていく。トゥクトゥクの運転手さんさえも少し辛そうだ。
途中の休憩で入ったカフェ&バーで隣に座っていたカナダ人の男性と話していると、
売り子のおばちゃんがスコーピオンを売りにきた。
一人目のおばちゃんに金額を聞いたら500円相当だったので、高すぎて笑ってしまった。
断って、しばらくすると、もう一人スコーピオンを売りに来て、20バーツ(60円程度)ならいいよといったら小さめのやつを渡された。
味は、、、、結構好きかも。ビールのいいつまみになりそうなコッテリした味と苦みが口の中に広がっていく。これ日本のつまみコーナーで販売されてたらたまには買っても良いかもと思うくらい結構アリな味だった。
そんな感じで昼から飲んでまったりして、お土産を買って、帰国の時を迎えてしまった。
空港に着き、手荷物検査場のほうへ向かっていると、急に黄色い歓声が沸き上がる。
そしてもの凄い数の女性達が群れをなし、騒ぎはじめ、巻き込まれてしまう。
芸能人か誰かがいるようだ。
なんなのか観察していると、「CHANGMIN」と書いている手作りの赤い丸いボードのようなものを持っている人がいる。そのときは誰か分からなかったが、後でネットで検索してみると、東方神起のメンバーの一人だということを知った。
かなりマッチョなイケメンだった。そらモテるわ。
そんなこんなで、出国手続きを済まし、飛行機に乗り込む。
いよいよ旅も終わりである。
たった2週間、いや2週間もの長い旅の記憶が頭の中で繰り返されていく。
この2週間の間に、たくさんの人達や、景色、文化、音、色、匂い、味、笑い、希望、絶望、愛、夢、自由、本当にいろいろなものを感じたし、学んだ。
この旅で感じたこと、学んだ事を、忘れない為に旅の記録を書き残してきた。
また、思い出したくなったら、このブログを読み返そう。
また、心を開放したくなったときには、旅に出よう。
いろいろな思いを抱きながら、機内の雑誌を眺めていると、ANAの広告のキャッチコピーが心に刺さる。
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何もしなければ何も起きない。
行かなければそれはやってこない。
飛び出さなければ世界は変わらない。
すべてのひとの心に翼はある。
使うか、使わないか。
世界は待っている。
飛ぶか、飛ばないか。
海をこえよう。
言葉をこえよう。
昨日をこえよう。
空を飛ぼう。
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「ココロのツバサ。 ANA60th」 より
自分の気持ちと見事なまでにシンクロしていく。
今回の旅はこの言葉で締めくくることとしよう。
絶対に、「昨日」をこえよう。明日が輝かしい日であるために。
STAY GOLD.