10日目。
アンコールワットから東へ直線距離で50km、ベンメリアという遺跡に向かう。現在も修復が施されないままひっそりと眠る巨大寺院だ。
たまたま昨日出逢ったヒロキとスケジュールがかぶっていたため、トゥクトゥクに同乗し、ベンメリアに向かう。
一時間半ほど走り、遺跡に着く。
ちょうど入り口で日本人3人と知り合い、遺跡内を一緒に廻る。
入り口を入ってすぐに、警備のおじさんに案内され、撮影スポットや、裏ルート?のような道を案内してもらう。
崩れ落ちた瓦礫、その瓦礫に絡み付く木々、ブランコ状になった枝、光の届かない回廊、今にも崩れ落ちそうな廃墟と化した図書館・・・
まるで映画の世界にでも入ってしまったかのようだ。
2時間ほど廻っただろうか。
遺跡の外に出る。
元気な子供達が遊んでいる。
撮影の後、すかさずチップを要求してくる。子供のころから仕事に慣れている。
そして、ランチを食べて休憩した後、近くの小学校を訪問。
キャンディ配りと、少しのサッカー時間、少しの戯れ。
先生が木の実のようなものを切って生徒に配っている。
これがどうやら昼食のようだ。生徒達は小銭を先生に払い、木の実をとり、食べていた。
俺も少しもらったが、かなり酸っぱ辛い木の実だった。。。トゥクトゥクのカンボジア人のお兄さんでさえ、何の木の実か分からないという。。
せっかく木の実を頂いたのだが、小銭がまるで無いので、少し多めのお金を寄付金として先生に渡した。
先生のその手の中には、リエルの小さい小銭しか持っておらず、渡したお札に対してもの凄く喜んでくれた。
寄付したお金で少しでもいいものを食べてほしい。
食べ物や、お金が十分に行き届いていなくても、子供達は元気で、笑顔も素敵だった。
今の日本人が同じ環境に立たされたら、果たして笑顔は生まれるだろうか。
ほんの小さな慈善活動を終え、シェムリアップへ戻る。
夕方にパブストリート近くのバンコクエアウェイズで明日のバンコク行きの航空券を買いに行き、無事空席があったので、即購入。
夜はまたパブストリートで飲んで食べて、ナイトマーケットをうろうろ。
いよいよ明日は楽しみにしていた久々のバンコクだ!
カンボジアで出会った日本のみんな、ありがとうね★