早朝、自然と目が冷めたのは、ホテルの前の渋滞の音と、窓から差し込む心地よい朝日。
午前6時ごろから車の行き交う音がだんだん激しくなってくる。
2度寝、3度寝を繰りかえし、午前7時に目覚める。
今日は、午後にボホール島へ向かう予定にしてある。
いきたいエリアの宿情報をインターネットでチェックして、目星を付ける。
ただ、クレジットカードを停止した影響で、当然宿は予約がとれない。
比較的安くて、ネットが使える環境の宿をメモしておく。
タクシーに乗り、ITパークTGUタワーへ。
クライアントへの挨拶と打ち合わせ。
1時間ほど仕事や、フィリピンのことなど、いろいろ話をした。
前日に財布を無くした話も当然することになり、5000ペソ(13,000円)ほど借りることに。
そして、ボホール島へ向かう。
タクシーに乗り、港へ。
チケットを買い、乗船までの時間を待つ。
14:00に出発、2時間ほど船に揺られながら、ボホール島へ到着。
港へ着くと、何人かの客引きが待っている。
非常に高い金額でツアーを勧誘してきたり、タクシーに乗らないかと言ってきたり。トライシクルが待っていたり。
とりあえず、宿を探したい。
まずは、タクシーでタグビラランの街へ向かってもらい、宿探し。
3件目に到着した宿で滞在する事に決めた。
街を徘徊。
ここも車やトライシクルなど、交通量が非常に多く、排気ガスや砂埃で煙たい。
自分のお気に入りの国、タイと決定的に違うところは、屋台料理のような露店が少ないところだと思う。
その上美味そうな料理店が見当たらない。ただでさえ海外の知らない店に踏み込むのは少し躊躇してしまうのに、その上美味そうではない。そして今回はあまりいいものを食べる余裕は無い。
そんな中、一つの小さな料理屋を見つけ、入ることに。
焼きそばのようなものに、ゆで卵のスライスが乗ったようなものを20ペソ(約60円)で食べる。
インスタント麺を茹でたようなものに塩、コショウと、何かのソースが混ざったようなよくわからない味。
前回の旅がアメリカだったために、極端な違いが少し面白くも感じた。そうだ。アジアはしくじるとこうなるんだ。思い出した。
夜も更けてきたので、スーパーで飲みものを買い、窓の無い宿へ戻る。
明日から観光らしいことができるのが、楽しみだ。